校長日誌

米工高新聞(平成24年11月発行)校長だより

2013年1月7日 08時35分

『米工高新聞』(平成24年11月29日発行)の『校長だより』(コラム欄)の内容を下記に掲載いたします。ご覧ください。

  山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターが平成25年4月に、米沢オフィス・アルカディア内に開所される。文部科学省、経済産業省、山形県、米沢市のバックアップのもとに、新たな価値を創出する拠点づくりが進められる。
▼米沢オフィス・アルカディアは本校の隣にある。本校としてもぜひ、大学と連携を図り、大学・企業と一緒にものづくりや地域活性化に向けて、地域貢献をしていきたい。そこで、本校は、平成24年5月7日(月)に山形大学工学部と教育交流に関する協定書を締結したのである。
▼有機エレクトロニクスは、有機ELのほかに、有機太陽電池や有機トランジスタ、蓄電デバイスの4領域の研究が取り上げられている。本校ではこれまで、「有機ELを用いた植物工場の研究」や「有機ELを用いた車椅子照明の開発」を行ってきた。このたび、さらに、「夢を形にする有機ELアイディアコンテスト」を行い、平成24年8月30日(木)には審査会を行った。金賞(最優秀作品)に「HANAEL(ハナエル)」鈴木里実さん(専攻科2年)が受賞した。現在、その受賞作品の試作品の製作にとりかかっている。
▼山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターが大きく花開き、シリコンバレーのように、ここ米沢市に企業が集積されて一大拠点になり、「オーガニックバレー」ができるようになれば素晴らしいではないか。そして、本校も係わりを持って貢献したいのだ。地域を背負う米工生よ、君たちが未来を切り開いていかなければならないのだ。新たな価値を創造し地域を活性化していこう。

新年明けましておめでとうございます

2013年1月2日 00時16分

新年明けましておめでとうございます。
平成25年の新しい年を迎えました。この年末から年始にかけて、印象に残ったことがありました。
一つは、年末の平成24年12月28日付け山形新聞の「やましん文芸年間賞」(短歌)欄において、高橋光義先生(本校旧職員)の選評が掲載されていました。斎藤茂吉を取り上げて「成長するためには脱皮が大切で、古い衣を早く脱ぎすててほしいと思う。」とありました。
その力強い文章に励まされる思いをしました。
また、年が明けて1月1日に元日参りをしてきました。その時、本校駅伝部のウィンドブレーカーを着た生徒の一人が社殿内でご祈祷をしていただいている姿が目に入ってきました。
もっと速く走れるように、大きく成長できるようにと願っているのであろう。
君の思いは必ず実現する。(「君の思いは必ず実現する」稲盛和夫著)
胸が熱くなり、生徒の願いが実現するようにと祈らずにはいられませんでした。
今年は巳年。今年も生徒が、そして学校が脱皮して大きく成長し前進できるように全力を尽くしていきたい。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

下の年賀状の歌は、大伴家持の詠んだもので万葉集の最後の歌です。
「新しき 年の始の 初春の 今日ふる雪の いや重け吉事」 
(あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと)
万葉集の最後の歌で「新しい年の初めの今日の降る雪のように、良いことが重なるように」の意です。正月の雪はめでたいものと考えられていたようです。さまざまな困難に遭遇していた大伴家持の祈りです。
今年一年良い年でありますように。

ヨミー高校生フォトコン2012大賞

2012年12月28日 08時01分

平成24年12月21日(金)付け読売新聞にヨミー高校生フォトコン2012の記事が掲載されました。大賞を受賞した本校の細川由美子さんの作品(「黄華」)も掲載されています。花火を撮影したものです。プロ写真家の清水哲朗さんの講評に「とらえたかったのは、花火そのものよりも、高校生活最後の夏を送る作者の『揺れる感情』だったのでは。光跡を通してその思いが伝わった」とあります。作品に思いが込められ、人に伝えることができることや人に感動を与えることができることは素晴らしいことだと思います。立派な作品です。おめでとうございます。
(読売新聞2012年12月21日付け関連記事掲載)

さて、本日は御用納めです。2012年の最後の勤務日を迎えました。
今年も皆様のご支援をいただきまして充実した一年になりました。
心より感謝申し上げます。
来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。

マイクロ水力発電装置を一時撤収しました

2012年12月27日 07時56分

平成24年12月22日(土)午後2時にマイクロ水力発電装置の設置を行い、12月25日(火)午後3時に発電開始式を実施しました。
しかし、平成24年12月26日(水)に、マイクロ水力発電装置を一時撤収いたしました。
26日(水)は、公共交通機関もマヒする大雪となりました。そのために、マイクロ水力発電装置に付属しているゴミトリ装置に雪がつき、水の流れをせきとめる状況になりました。そこで、安全を考えて、誠に残念ですが一時、装置を撤収しました。
雪の対策が課題として浮き彫りになったところです。雪の影響がなくなった時点で再開できるのではないかと考えています。
皆様にご心配やご迷惑をおかけしまして申し訳ありません。
勉強します。今後も研究を深めていきたいと思います。
それにしても自然の力のすごさを教えられました。自然は偉大である。
(米沢日報2012年12月23日付け関連記事掲載)
(朝日新聞2012年12月24日付け関連記事掲載)
(山形新聞2012年12月25日付け関連記事掲載)
(毎日新聞2013年1月17日付け関連記事掲載)
(読売新聞2013年1月25日付け関連記事掲載)

キャンパスビジネスグランプリ東北に専攻科出場

2012年12月21日 07時48分

平成24年12月13日(木)ハーネル仙台で行われたキャンパスビジネスグランプリに本校専攻科生が出場し、最終審査のプレゼンテーションを行いました。
テーマは「特別な1枚を特別な形で。伝えたい記憶、残したい記録。」というタイトルで
本校専攻科生の鈴木里実、佐藤貴哉、渡部耕生、中島秀人、佐藤翔平の5名のメンバーが発表しました。
これは、地場産業である織物の伝統文化とIT技術を組み合わせ、写真をデジタル技術を使って加工し、織物にする技術を使った「世界に一つしかないフォトブック(ORINASU)」を製作し、ニュービジネスにしようというアイディアの提案です。
結果は、まもなく発表される予定です。楽しみにしているところです。
(CVG東北:http://cvg-nikkan.jp/index/tohoku/