校長日誌

「点字学習支援装置」が全日本学生児童発明くふう展一次審査を通過

2012年12月11日 07時42分

平成24年12月6日付けでうれしいニュースが届きました。
「第71回全日本学生児童発明くふう展」へ応募していた「弱視者・視覚障がい者のための点字学習装置」(本校定時制菅野・飯島・土屋)の作品が一次審査(書類審査)を通過し、二次審査(実物審査)に進むことになりました。
これは、山形県立山形盲学校と連携して、点字学習を支援する装置を試作するものです。先般、第47回山形県発明くふう展において、東北経済産業局長賞をいただき、「第71回全日本学生児童発明くふう展」へ出品されていました。
おめでとうございます。今後も楽しみです。

トップページの「点字学習支援装置開発プロジェクト」をご覧ください。

県工業部会研究発表会で建設環境類が発表

2012年12月10日 07時32分

平成24年12月7日(金)午前9時50分より山形県教育センターにおいて
平成24年度山形県高等学校教育研究会工業部会研究発表会が行われました。そこで、本校建設環境類土屋仁・小林洋輝・田中知宏の教員3名が「地域と連携した人材育成 米沢市ものづくり地域産業化研究協議会」のテーマのもとに、研究発表を行いました。
本校は、「米沢市ものづくり地域産業化研究協議会」を昨年8月に発足させました。これは、米沢市並びに地元企業、山形大学工学部からのご支援をいただき、3年計画で、本校における先駆的実践的な教育の導入を図り、ものづくりを通じて人材育成や地域社会への活力増進への寄与を目的に行われているものです。ご支援に対しまして深く感謝申し上げます。
現在、自然エネルギーの活用など10項目について研究実践を行っています。
今後、校内課題研究発表会や上記の研究協議会などで研究の成果を報告いたします。本校課題研究発表会をホームページでご案内しますのでぜひご参加ください。

 

本校定時制河村教諭の研究発表が東北大会へ

2012年12月6日 07時47分

平成24年11月30日(金)午前11時より鶴岡アートフォーラムにおいて、平成24年度山形県情報技術教育部会研究発表会が行われました。
本校からは、2件の研究発表を行い、定時制産業科河村一郎教諭の研究発表が山形県代表に選ばれ、平成25年6月に行われる東北地区研究発表会で発表することになりました。
研究発表の内容は下の通りです。
・定時制高校(産業科)における「ものづくり教育」の充実~自転車通学安全グッズの製作をきっかけとして~
米沢工業高校(定) 産業科 河村一郎
米工定時制産業科では、通学時に役に立つ自転車通学安全グッズ(LEDライト)を生徒自身の手で製作しています。電気が専門ではない生徒達が回路製作に苦労しながら安全グッズを製作していく中で、少しずつ自身や満足感を持っていく様子をメインに、今年の新たな取り組みの経過も含めて紹介します。
・意匠コースの取り組み
米沢工業高校(全) 電気情報類 元木順一
工業高校でのデザイン教育の必要性、本校電気情報類意匠コースで取り組みをスタートさせた技能検定「商品装飾展示」の紹介と各種コンクールへの応募を通して実践力を身につけさせる取り組みを発表します。

河村先生、おめでとうございます。素晴らしい実践内容だと思います。
東北地区研究発表会に向けて、研究内容をさらに深めてください。

ファションショーに出演

2012年12月5日 07時33分

平成24年11月28日(水)午後3時30分より山形中央公民館ホール(az七日町6Fホール)でファッションショー「infinity-無限大-」(山形女子専門学校&山形美容専門学校主催)が行われ、本校生徒も参加し、総勢109名、100点の作品が発表されました。専門学校とのコラボレーションです。
生徒たちがデザイン製作し、モデルとなって、皆さんに若者のファッションを提案・表現したものです。
(山形新聞2012年11月29日付け関連記事掲載)

教育とは-森信三のこと-

2012年12月4日 07時49分

森信三は、1896年(明治29年)愛知県生まれの日本の哲学者、教育者である。主な著書に「修身教授録」「人生に二度なし」「森信三一日一語」「森信三 魂の言葉」などがある。
皆さんにご紹介します。特に、若い教師の皆さんにぜひ彼の著書を読んでいただきたい。
その言葉を掲げます。
・「われわれ教師たるものの第一のつとめは、何としてもわが教え子たちの幸福を願い、そのために、多少なりとも役立つような事を、わが教え子のためにつくしてやることだ。」
・「わたしは、三十五才の頃に、「この人間の一生というものは、二度とこれをくり返すことができないものだ」ということを、しみじみ心の底から痛感せしめられたのであります。」
・「教育という仕事は、相手の生命に火を点じて、これを目ざめさす点にあり、それはまた相手の人間を、真に主体的に自己を確立させることだといえましょう。それには、何よりも先ず教師たるわれわれ自身が、みずからの生命に火を点じなくてはならぬことです。」
・「今後の教育において、われわれが目ざす望ましい人間像として、第一には、物事を自主的に考え、主体的に判断の下せる人間ということ。第二には、他人の人々と協調できる人間ということであり、第三には、実践的な人間ということではないかと思うのです。」
・「教育とは人生のタネまきをすることである。」
・「教育とは流水に文字を書くようなはかない業である。だがそれを岸壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ。」
・「人は誰もが神様から一通の封書を受け取ってこの世に生まれてくる。しかし、封書を開けないまま人生を終わる人もいる。」
・「人間の偉さは万能の多少よりも、己に授かった天分を、生涯かけて出し尽くすか否かにあるといってよい。」
・「尊敬する人が無くなった時、その人の進歩は止まる。」
・「人間が謙虚になるための、手近な、そして着実な道は、まず紙くずをひろうことからでしょう。」
・「高すぎない目標をきめて必ず実行する。ここに、「必ず」とは唯一の一度も例外を作らぬ-という心構えをいうのである。」
・「幸福とは求めるものではなくて、与えられるもの。自己の為すべきことをした人に対し、天からこの世において与えられるものである。」
・「いかにささやかなことでもよい。とにかく人間は他人のために尽くすことによって、はじめて自他ともに幸せとなる。これだけは確かです。」

いま、彼の言葉を書き留めていると胸が熱くなってきました。何と、力強く、勇気を与える言葉でしょうか。